バイデン大統領は6月21日、大統領府科学技術政策局(Office of Science and Technology Policy:OSTP)長官候補にアラティ・プラバカー(Arati Prabhakar)氏を推薦することを発表した。プラバカー氏は、1993年~1997年に米国標準技術局(National Institute of Standards and Technology:NIST)長官、2012年~2017年に国防高等研究計画局(Defense Advanced Research Projects Agency:DARPA)長官をそれぞれ務めた経歴を持つ。また、NIST長官を退任後、DARPA長官に就任するまでの15年間は、シリコンバレーにおいて、企業幹部及びベンチャー投資家として活躍した。DARPA長官退任後は、非営利機関アクチュエート(Actuate)を2019年に立ち上げ、気候、医療、信頼性あるデータ・情報技術などといった分野で研究開発支援を行っている。なお、連邦議会上院でOSTP長官就任が承認された場合、プラバカー氏は初の女性・移民(インド生まれで3歳の時に米国に移住)・非白人OSTP長官となり、閣僚レベルの科学技術担当大統領補佐官として、大統領科学技術首席顧問と大統領科学技術諮問委員会(President’s Council of Advisors on Science and Technology:PCAST)共同議長も兼任することになる。
The White House, President Biden to Nominate Dr. Arati Prabhakar to Lead Office of Science and Technology Policy
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