公立・ランドグラント大学協会(Association of Public and Land-grant Universities:APLU)が協力パートナーと共同で主導する、米国科学財団(National Science Foundation:NSF)工学・科学界マイノリティ発見者全米学習者コミュニティ包括(Inclusion across the Nation of Communities of Learners of Underrepresented Discoverers in Engineering and Science:INCLUDES)イニシアティブの下で編成された、STEM大学教員の包摂性・多様性を目指すアスパイア同盟(Aspire Alliance)は6月28日、多様なSTEM(science, technology, engineering and math)大学教員のキャリア成功への体系的障壁に対応するためのアプローチを概説した報告書「STEM大学教員のキャリアにおける体系的平等性再構築のための対話枠組み(Framing the Dialogue for Systemic Equity Reform in STEM Faculty Careers)」を発表した。本報告書は、STEM分野の大学教員間での多様性・包摂性向上に向けた手法を特定するために、STEM分野の大学教員、大学執行部、科学コミュニティメンバーを集めてNSFが開催した会議シリーズ「包摂的且つ多様なSTEM大学教授の想像と実行(Envisioning and Enacting an Inclusive and Diverse STEM Professoriate)」の結果として作成されたもので、全米でSTEM大学教員の多様性・包摂性を促進するために、①STEM大学教員のキャリアにおける体系的不平等の追跡・対応・解消、②マイノリティグループに属する大学教員の進路を制限する可能性がある、学術キャリアにおける柔軟性のない記録システムの廃止、③昇進・終身雇用(テニュア)の決定において有意義と考慮される貢献事項の拡大、の3つのアプローチを推奨している。
なお、本報告書は、<https://drive.google.com/file/d/1ef9jRdAKSqOyPknnw0ZZigJIxKaH4IKL/view>からダウンロード可能。
Association of Public and Land-grant Universities, APLU Co-Led Aspire Alliance Releases Report on Equity Reform in STEM Faculty Careers
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- FY2022