高等教育情報を発信するインサイド・ハイヤー・エド(Inside Higher Ed)社とオンライン調査・分析会社のカレッジ・パルス(College Pulse)社は、カプラン(Kaplan)社との協力の下で実施した大学キャンパスの安全性に関する調査結果をまとめた「スチューデント・ボイス(Student Voice)」報告書を発表した。これによると、①大学生の37%は、キャンパス内で自動車・自転車・スクーターなどが通る道路と並行する遊歩道は非常に安全に感じると回答、②大学キャンパスの安全・セキュリティにさらなる資金が利用可能である場合に学生が希望する用途は、最優先事項が事件予防に向けた精神衛生支援の拡大で、2番目は歩道の照明の改善、③新入生に対するいじめや性的暴行などといった学生間での暴行事件を最小限とするために大学が取り組む啓蒙活動に対する学生からの評価は、4段階評定で上から2番目の「良(B)」、などが明らかにされた。本報告書が大学に提案する安全性・セキュリティに関連するアプローチ・対策は以下の通り。
- データ及び方針に関する透明性の重視。
- 大学キャンパス周辺地域の安全強化。
- キャンパス警備職員と学生との間での良好な関係構築。
- キャンパス内の歩道において、より目に見えるセキュリティの強化及び可視性の改善。
- 大学キャンパスの安全性と精神衛生に関する意識の関連付け。
- 学生間での暴行事件を最小化する努力。
なお、本報告書は、<https://reports.collegepulse.com/student-campus-safety-and-security>に必要事項を記入後、ダウンロード可能。
Inside Higher ED, Student Safety Wishes: Visible Security, Brighter Walkways, More Crime Prevention
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- FY2022