大統領府は10月7日、4年に1回の頻度で策定される「先進製造業に関する国家戦略(National Strategy for Advanced Manufacturing)」を発表した。本国家戦略では、米国の経済及び国家安全保障を主導する先進製造業において米国が世界リーダーの地位を維持するために、①製造セクタの活性化、②強力な米国サプライチェーンの構築、③研究開発への投資、④人材育成、に重点を置いている。また、今後4年間の目標には、「先進製造技術の開発・導入」「先進製造業労働力の拡大」「製造業サプライチェーン及びエコシステムへのレジリエンス導入」の3点を挙げている。具体的戦略目的は以下の通り。
• 脱炭素化を支援するクリーン且つ持続可能な製造業の実現
• マイクロエレクトロニクス及び半導体の製造イノベーション促進
• バイオエコノミーを支援する先進製造業の導入
• 革新的マテリアル・処理技術の開発
• スマート製造業の未来の主導
• 先進製造業に携わる人材の拡大・多様化
• 先進製造業教育及び訓練の開発・拡大・促進
• 雇用主と教育機関との繋がり強化
• サプライチェーンの相互接続強化
• サプライチェーンの脆弱性縮小に向けた取り組みの拡大
• 先進製造エコシステムの強化・活性化

なお、本国家戦略は、<https://www.whitehouse.gov/wp-content/uploads/2022/10/National-Strategy-for-Advanced-Manufacturing-10072022.pdf>からダウンロード可能。

Department of Commerce, Announcing the National Strategy for U.S. Leadership in Advanced Manufacturing
https://www.commerce.gov/news/blog/2022/10/announcing-national-strategy-us-leadership-advanced-manufacturing