調査会社のギャラップ(Gallup)社は4月20日、ルミナ財団(Lumina Foundation)と共同で実施した米国成人対象の高等教育に関する調査結果をまとめた報告書「2022年高等教育の現状報告書(The State of Higher Education 2022 Report)」を発表した。本調査参加者は高校を卒業した米国在住の18~59歳の成人で、内訳は、①学士課程・準学士課程在籍者5,215人、②新型コロナウイルス感染症パンデミック前に大学学位・修了証取得課程に在籍し、現在は在籍していない者2,541人、③パンデミック中に大学に在籍し、現在は在籍していない者469人、④大学学位・修了証取得課程に在籍したことがない者3,002人、となる。本報告書によると、学士課程在籍学生の約75%と準学士課程在籍学生の約66%は、過去6カ月以内にストレスを理由に大学休学を考えたことがあると回答した。一方で、大学学位・修了証取得課程に現在在籍していない成人の44%は、過去2年間に大学進学を考えたことがあるという。その他の主な結果は以下の通り。
- 学士課程在籍者の約33%と準学士課程在籍者の約25%は、過去6カ月間に退学を検討。
- 学士課程在籍者の36%と準学士課程在籍者の25%は、2021-22学年度に在籍し続けることは「困難」もしくは「非常に困難」であったと回答し、非白人学生がこのように回答する確率が高い傾向。
- パンデミック中に大学に在籍し続けた学生の約半数は、学資援助と教育の価値に対する自信が在籍を可能にしたと回答。
なお、本報告書は、<https://www.gallup.com/analytics/391829/state-of-higher-education-2022.aspx>からダウンロード可能。
Gallup, Stress weighs heavily on those who remain in college, a new Gallup-Lumina study finds
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