教育省(Department of Education)は7月13日、米国救済計画(American Rescue Plan)の下で支給する最後の高等教育緊急救済基金(Higher Education Emergency Relief Fund:HEERF)として、1億9,800万ドルの助成を発表した。本助成は、大学244校に在籍する学生を支援するもので、新型コロナウイルス感染症パンデミックによって大きな影響を受けた公立・非営利私立大学の回復を支援する。助成を受給する大学には、多様な学生及び低所得層学生を受け入れるコミュニティカレッジ及び地方大学や、パンデミック発生以降在籍学生数が減少した大学などが含まれる。具体的に、今回発表された助成受給大学は、約90%が歴史的黒人大学(Historically Black College and University:HBCU)、マイノリティ受入大学(Minority Serving Institution:MSI)、コミュニティカレッジ、地方大学、または、低所得層学生の占める割合が高い大学となっており、これらの大学の大半では、助成金の約半分について、支援を最も必要とする学生に直接支給することが義務付けられる。
なお、本助成受給額の州別内訳は、<https://www2.ed.gov/about/offices/list/ope/ssarpbystate.pdf>からダウンロード可能。
Department of Education, U.S. Department of Education Awards Final $198 Million of American Rescue Plan Higher Education Funds to Support Students at Community Colleges, Rural, and Minority-Serving Institutions
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