コンサル企業のマッキンゼー・アンド・カンパニー(McKinsey & Company)社は7月18日、報告書「米国高等教育における人種・民族公平性(Racial and ethnic equity in US higher education)」を発表した。これによると、米国の非営利大学に在籍する学生の人種・民族構成が米国民全体の人種・民族構成を反映するには、現行ペースであれば70年を要することが明らかにされた。また、マイノリティグループの学生が準学士・学士課程在籍学生全体の卒業率と同率で卒業できるように支援を提供しながら、学生の人種・民族構成に米国民全体の人種・民族構成を反映させている大学は全体の僅か8%という。さらに、大学フルタイム教員の人種・民族構成が国民全体の構成を反映するには1,000年以上が必要と分析しており、教員・学生共に米国民の人種・民族構成を反映している大学は全体の11%で、著名研究大学ではわずか1%のみであることが判明した。

 

なお、本報告書は、<https://www.mckinsey.com/industries/education/our-insights/racial-and-ethnic-equity-in-us-higher-education#auth-download/%2F~%2Fmedia%2Fmckinsey%2Findustries%2Feducation%2Four%20insights%2Fracial%20and%20ethnic%20equity%20in%20us%20higher%20education%2Fracial-and-ethnic-equity-in-us-higher-education.pdf%3FshouldIndex%3Dfalse>に必要事項を記入後、ダウンロード可能。

 

McKinsey & Company, Racial and ethnic equity in US higher education

https://www.mckinsey.com/industries/education/our-insights/racial-and-ethnic-equity-in-us-higher-education