バイデン大統領は7月5日、新型コロナウイルス感染症パンデミックの影響で読解・数学などの基礎学力習得に遅れの生じた児童・生徒を支援するために、質の高い個別指導・夏季補習講座・放課後プログラムなどの提供を目的として、米国救済計画(American Rescue Plan)の下で総額1,220億ドルを拠出して対応するよう指示した。これらの用途には、精神衛生支援目的での使用も含まれる。また、教育省(Department of Education)は、大統領による学力回復に向けた取り組み指示を受けて、①「米国児童・生徒の成功パートナーシップ(National Partnership for Student Success:NPSS)」イニシアティブを立ち上げ、新たにチューター・メンター25万人を採用、②学力・精神衛生回復に向けた取り組みに関するベストプラクティスを共有するために、教育省のベストプラクティス情報センター(Best Practices Clearinghouse)を拡大、③必要な学業・精神衛生支援提供を目的とした学校による連邦資金の活用に関し、保護者・コミュニティに情報を提供、などを実行する。
The White House, FACT SHEET: Biden-Harris Administration Launches National Effort to Support Student Success
Department of Education, U.S. Department of Education Answers President Biden’s Call to Action to Spur Academic Recovery
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