大学人事専門職協会(College and University Professional Association for Human Resources:CUPA-HR)は、「大量自主退職時代(Great Resignation)」と呼ばれる現状、そしてそれに伴う人材採用難に関し、高等教育機関における現状に関するデータを職種・学術分野別に発表した。主な結果は以下の通り。
- 高等教育機関職員・専門職の数が増加した職種は、イベント計画補佐(193%増)、学内研究アナリスト(161%増)、大学美術館責任者(120%増)、チューター(114%増)など。逆に職員数が減少した職種は、環境・衛生・安全技術者(37%減)、大学学習資料センター責任者(36%減)、オンライン講座運営マネージャー(32%減)、皿洗い(29%減)など。
- 終身雇用待遇取得予定のテニュアトラック教員の増減はほとんど見られず。
- 学術分野別にみると、図書館学(4%)、教養学(7%増)、地域・民族・文化・ジェンダー・グループ学(2.3%増)などの教員数が増加。一方、通信技術(22%減)、農業(9%減)、工学技術・技術者(6.4%減)などの教員数が減少。
なお、本データのインタラクティブ・グラフィックスは、<https://www.cupahr.org/surveys/workforce-data/positions-disciplines-with-the-greatest-growth-and-decline/>からアクセス可能。
College and University Professional Association for Human Resources, The Post-Pandemic Higher Ed Workforce: New Data From CUPA-HR Shows Which Positions and Disciplines Saw the Most Growth and the Most Decline Over the Past Two Years
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- FY2022