米国学生情報研究センター(National Student Clearinghouse Research Center)は10月20日、2022年秋学期の大学在籍状況をまとめた報告書「新型コロナウイルス感染症大学在籍最新情報(COVID-19 Stay Informed with the Latest Enrollment Information)」を発表した。これによると、準学士・学士課程在籍者数は引き続き減少しているものの、減少率はパンデミック前レベルに戻り前学年度比1.1%減で、2020年から2年間の在籍者総数は4.2%減となった。また、大学院在籍者数も前学年度比1%減であった。主な結果は以下の通り。
• 準学士・学士課程在籍者数は特に4年制大学で減少が顕著。一方、コミュニティカレッジの在籍者数は、高校生の二重登録者数が11.5%増、18~20歳の在籍学生数が1.4%増となったことで、前年同期比0.4%減にとどまる。
• 4年制大学では、公立・非営利私立・営利大学のいずれのセクタにおいても新入生数が減少。この傾向は、競争率の高い著名大学でも同じ。
• 準学士・学士課程在籍者数は、18~20歳の学生が0.5%増、ラテン系学生が1.2%増であった以外は、あらゆる人口学的特性において減少。

National Student Clearinghouse Research Center, Stay Informed with the Latest Enrollment Information
https://nscresearchcenter.org/stay-informed/