米国学生情報研究センター(National Student Clearinghouse Research Center)は2月2日、米国大学における2022年秋学期の推定在籍状況に関する報告書を発表した。これによると、2022年秋学期の推定在籍学生数は、2021年秋学期から0.6%減(約9万4,000人減)に留まり、減少傾向はやや安定する兆しを見せた。但し、在籍者総数を2019年秋学期と比較すると、準学士・学士課程で約123万人減、大学院を含めると約111万人減で、パンデミック前のレベルには戻っていない。その他の主な結果は以下の通り。

  • 新入生数は前年同期比3%増(9万7,000人増)であったが、2019年秋学期と比較すると15万人減。但し、コミュニティカレッジに限定すると、新入生数は2019年秋学期から6.1%増(4万2,000人増)。
  • 人種別にみると、ラテン系学生及びアジア系学生の準学士・学士課程在籍者数が、それぞれ前年同期比6%増と1.8%増。
  • 準学士・学士課程の男子学生在籍数は前年同期とほぼ同じ(2%増、1万5,000人増)であったのに対し、女子学生数は継続して減少(1.5%減、12万2,000人減)。

 

National Student Clearinghouse Research Center, Current Term Enrollment Estimates: Fall 2022

Expanded Edition

https://nscresearchcenter.org/current-term-enrollment-estimates/