スタンフォード大学(Stanford University、カリフォルニア州)は、総額16億9,000万ドルの寄付金を利用して、世界中の人々及び生態系が直面する気候・持続可能性問題に対応するための学際的研究を促進する「ドール持続可能性学部(Stanford Doerr School of Sustainability)」を2022年9月に開設する。同大学が学部を新設するのは70年ぶりとなる。また、同学部の初代学部長には、機械工学教授で同大学傘下のプリコート・エネルギー研究所(Precourt Institute for Energy)元共同ディレクターのアルーン・マジュームダール(Arun Majumdar)氏が就任する。持続可能性学部は、①学務部、②学際研究所、③持続可能性アクセラレータ(Sustainability Accelerator)、の3部門で構成され、学務部では、同大学所属教員約90人に加え、10年間で新たに教員60人を採用する計画である。さらに、同大学傘下のスタンフォード・ウッズ環境研究所(Stanford Woods Institute for the Environment)及びプリコート・エネルギー研究所が同学部傘下となる他、持続可能社会研究所(Institute for Sustainable Societies)が新設される。一方、持続可能性アクセラレータは、有望な技術の進歩や学際的政策策定及び外部ステークホルダーによる関与を支援する他、競争的助成を提供する。
なお、持続可能性学部の詳細は、<https://sustainability.stanford.edu/>から閲覧可能。
Stanford News, Stanford Doerr School of Sustainability, university’s first new school in 70 years, will accelerate solutions to global climate crisis
Stanford Doerr School of Sustainability, university’s first new school in 70 years, will accelerate solutions to global climate crisis
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