米国学生情報研究センター(National Student Clearinghouse Research Center)は7月19日、2015年秋学期の大学新入生の入学後の動向を追跡した調査の結果を発表した。これによると、2015年秋学期に入学した大学生約230万人のうち、フルタイム学生に限定すると、入学後6年以内に卒業した割合は全体の67.4%であったのに対し、パートタイム学生では32.9%であった。また、学位・資格取得前に一時休学・中退した割合は、パートタイム学生の53.6%に対し、フルタイム学生では24.9%であった。その他の主な結果は以下の通り。

  • 学位取得を目指して2015年秋学期に入学したフルタイム大学生のうち、入学後4年以内に学位・資格を取得したのは3%で、21.7%は4年以内に一時休学・中退。また、入学後6年以内に卒業したフルタイム学生(67.4%)の内訳は、56.7%が最初に入学した大学で、10.7%が他大学に編入後に卒業。さらに、全体の7.7%は入学から6年経過後も大学に在籍。
  • 学位取得を目指して2015年秋学期に入学したパートタイム大学生のうち、入学後4年以内に学位・資格を取得したのは3%で、48.4%は4年以内に一時休学・中退。入学後6年以内に卒業したパートタイム学生(32.9%)の内訳は、23.6%が最初に入学した大学で、9.3%が他大学に編入後に卒業。
  • パートタイム学生が入学後に一時休学・中退する割合は、毎年フルタイム学生の2倍以上。

 

なお、本報告書は、<https://nscresearchcenter.org/wp-content/uploads/YearlySuccessProgress2022.pdf>からダウンロード可能。

 

National Student Clearinghouse Research Center, Yearly Success and Progress Rates

https://nscresearchcenter.org/yearly-success-and-progress-rates/