マサチューセッツ工科大学(Massachusetts Institute of Technology:MIT)は、大学コミュニティとしての意識を高め、世界中の優秀な人材との関係構築を通じて卓越性を追求するために、相互信頼・達成・構成に関する新たな戦略行動計画を発表した。本計画は、個々の学部・研究室・部署の独自の定義及び取り組みを認めながら、大学全体における多様性・公平性・包摂性向上に向けた枠組みを提供している。同大学のラファエル・リーフ(L. Rafael Reif)学長は、同大学コミュニティ宛の書簡において、本計画は過去のベストプラクティスを利用しながら新たに考える機会を与えるものとコメントしている。同計画は、①繋がりのあるコミュニティとして、MITにおける相互信頼意識の強化、②平等な機会提供を通した達成支援、③多様なキャンパス構成の支援、の3つを目指すもので、MIT大学コミュニティ・公平性役員(Institute Community and Equity Officer:ICEO)のジョン・ドジア(John Dozier)氏は、MITコミュニティ構成者に重点を置いた計画とコメントしている。

 

なお、本計画は、< https://actionplan.mit.edu/sites/default/files/MIT-Strategic-Action-Plan.pdf >からダウンロード可能。

 

MIT News, MIT releases strategic action plan for belonging, achievement, and composition

https://news.mit.edu/2022/plan-belonging-achievement-composition-0901