教育試験サービスを提供する非営利機関のETSは10月4日、米国法曹協会(American Bar Association:ABA)公認の米国法科大学院199校のうち、半数強にあたる100校において、大学院入学出願書類として大学院進学適性試験「GRE」の結果提出を認めていることを発表した。ETS国際高等教育担当次席副会長のアルベルト・アセレダ(Alberto Acereda)氏は、法科大学院におけるGRE試験の容認拡大は、法学教育へのアクセス拡大及び出願者のさらなる多様化を求める大学院側の願望を反映するものとコメントしている。GRE試験は、2016年にアリゾナ大学(University of Arizona)法科大学院が入学出願書類として初めて試験的に導入し、その後も導入する大学院が増加して、2021年11月にドレーク大学(Drake University、アイオワ州)法科大学院がGRE試験を法科大学院入学試験(Law School Admission Test:LSAT)に代わる試験として認める100校目の大学院となった。
なお、GRE試験結果を入学出願書類として認める大学院のリストは、<https://www.ets.org/gre/score-users/law-schools/program-list.html>から閲覧可能。
ETS, More than Half of American Bar Association-Accredited Law Schools Now Accept the GRE® test for Use in Law School Admissions
https://www.ets.org/news/press-releases/aba-accredited-law-schools-in-us-use-gre-law-school-admissions.html
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