世界大学ランキングセンター(Center for World University Rankings:CWUR)は4月25日、2022-23学年度世界大学ランキング(World University Rankings 2022-23)を発表した。本ランキングは、①教育(25%)、②就職可能性(25%)、③教員(10%)、④研究(40%)という4つの要因に基づくもので、世界中の大学1万9,788校のランク付けを行い、上位2,000校を「グローバル2000(Global 2000)」リストとして発表している。第1位に選出されたのはハーバード大学(Harvard University、マサチューセッツ州)で、11年連続となった。第2位はマサチューセッツ工科大学(Massachusetts Institute of Technology:MIT)、第3位はスタンフォード大学(Stanford University、カリフォルニア州)となっている。また、上位10校中8校が米国大学で、米国大学以外の大学は、4位のケンブリッジ大学(University of Cambridge、英国)と5位のオックスフォード大学(University of Oxford、英国)であったが、上位10校中8校が米国大学という構成は、同ランキングが開始された2012年から毎年変化がない。その他の主な結果は以下の通り。

  • ランキング上位2,000校のうち、米国大学は335校で最多。また、アイビーリーグ(Ivy League)大学8校は、いずれも上位70校にランクイン。
  • アジアでは、中国大学302校が上位2,000校にランクインして最多。
  • 日本の大学は、東京大学の13位を最高に合計118校が上位2,000校にランクイン。
  • 欧州では、英国大学94校が上位2,000校にランクイン。また、ケンブリッジ大学は、世界中の公立大学で最高位の第4位。

 

Center for World University Rankings, World University Rankings 2022-23

https://cwur.org/media.php