米国科学財団(National Science Foundation:NSF)は8月10日、工学研究センター(Engineering Research Center)4ヶ所を新設し、5年間で総額1億400万ドルを投資することを発表した。これらのセンターでは、農業・製造業・医療・都市計画に影響を与える持続可能なソリューションの開発を目指すことになる。今回新設される工学研究センターは以下の通り。

  • テキサス工科大学(Texas Tech University)を中心とする5大学が主要パートナーとして主導し、回復力ある持続可能な食品生産を可能とする「NSF持続可能分散型肥料生産推進工学研究センター(NSF Engineering Research Center for Advancing Sustainable and Distributed Fertilizer Production)」
  • オハイオ州立大学(Ohio State University)を中心とする4大学が主要パートナーとして主導し、知的自律製造システムの開発・展開を促進する「NSF進化から革命ハイブリッド自律製造工学研究センター(NSF Engineering Research Center for Hybrid Autonomous Manufacturing Moving from Evolution to Revolution)」
  • デューク大学(Duke University、ノースカロライナ州)を中心とする5大学が主要パートナーとして主導し、人間の健康のインターフェースにおける問題に対応する微生物叢技術を開発する「NSFプレシジョン微生物叢工学研究センター(NSF Engineering Research Center for Precision Microbiome Engineering)」
  • コロンビア大学(Columbia University、ニューヨーク州)を中心とする主要パートナー5大学が主導し、リアルタイム超地元密着型技術を通して生活しやすく安全且つ包摂的コミュニティを構築する「NSFスマ-ト・ストリートスケープ工学研究センター(NSF Engineering Research Center for Smart Streetscapes)」

 

National Science Foundation, NSF announces 4 new Engineering Research Centers focused on agriculture, health, manufacturing and smart cities

https://beta.nsf.gov/news/nsf-announces-4-new-engineering-research-centers-focused-agriculture-health-manufacturing-and