米国科学財団(National Science Foundation:NSF)は10月13日、プエルトリコにあるアレシボ天文台(Arecibo Observatory)にSTEM(Science, Technology, Engineering, and Math)教育・アウトリーチの拠点となる世界規模の学際的教育センターを新設する計画を発表し、センター業務管理を行う組織の公募に踏み切った。本センターは、アレシボ天文台で行われている既存の教育・アウトリーチ機会を拡大することに加え、新たなSTEMプログラム及びイニシアティブを立ち上げる計画で、2023年に開所見込みである。同センターの目標は、①STEM教育・学習・指導の促進、②基礎・応用STEM研究及びSTEM教育研究の支援、③STEM分野への参加者拡大、④既存・新規の協力及びパートナーシップの構築・活用、の4点となる。また、これらの目標に合わせて、1)教育・アウトリーチ活動を通して一般国民によるSTEM分野への関与推進、2)研究・人材育成プログラムの開発・実施、3)STEM教育・研究における少数派グループからの参加支援、4)プエルトリコ内外での本格的パートナーシップの促進・構築、という4つの主要機能を持つことになる。

National Science Foundation, NSF to create new education center at Arecibo Observatory
https://beta.nsf.gov/news/nsf-create-new-education-center-arecibo