南カリフォルニア大学(University of Southern California:USC)とカリフォルニア大学ロサンゼルス校(University of California, Los Angeles:UCLA)は6月30日、米国西部の主要大学が所属する全米大学競技協会(National Collegiate Athletic Association:NCAA)のパック12カンファレンス(Pacific-12 Conference)を脱退し、中西部を主とする強豪大学が所属するビッグテンカンファレンス(Big Ten Conference)に加盟することを発表した。この変更は2024年に施行され、ビッグテンカンファレンス所属大学は、USC及びUCLAを加えて合計16校となる。この動きにより、スポーツ強豪大学は、ビッグテンカンファレンスまたはサウスイースタンカンファレンス(Southeastern Conference:SEC)に所属することになる。UCLA総長のジーン・ブロック(Gene Block)氏と大学運動競技ディレクターのマーティン・ジャーモンド(Martin Jarmond)氏は、同大学に所属する学生アスリートの利益を最優先させた決定としているが、背景には、パック12カンファレンスと比較して、ビッグテンカンファレンスに対してより多額のテレビ放映権料が支払われていることなどがあると見られている。

 

Inside Higher ED, USC, UCLA Will Move to the Big Ten

https://www.insidehighered.com/news/2022/07/01/usc-ucla-sports-leaving-pacific-12-big-ten-conference